狛江・生活者ネットワークは水循環の問題に取り組みます

2006年1月29日 17時41分 | カテゴリー: 食・環境

おいしかった! 地下水100%の昭島市の水道水 

1月28日(土)昭島市役所で開催された多摩の地下水を守る会主催の地下水シンポジウムに参加しました。

■地下水は私たちの暮らしと切り離せない身近な存在

基調報告者の一人、長谷川博之さんは、昭島市の生家近くにあったわさび田が湧水の枯渇でわさびの生育(わさびは深層地下水では生育せず、浅層の湧水が必要)ができなくなってしまったことを目の当たりにし水の問題に関心を持ち、隣町立川市の水道水源井戸が1,4-ジオキサン汚染されたことを発端に「多摩の地下水を守る会」にも参加されています。

狛江市でも「いずみ」とつく町名が示すとおり、ほんの少し前までは多摩川の伏流水や国分寺崖線からの湧水など豊かな水環境がありました。1973年に水道事業の都営一元化が始まるまでは狛江市でもおいしい地下水を水道水として飲んでいたことになります。

■1970年初頭、都市化による人口増で地下水需要が急増し、清瀬市、東久留米市など多摩北東部で年間20センチメートル以上の地盤沈下が起こりました。
地盤沈下を抑えるために、東京都は地下水水源井戸の新設を認めず、揚水規制をはかり、地下水を水源から非常用水源と位置付け、これ以降水道水を表流水(河川水)に依存するという政策の大転換を行いました。その後ダムがあちこちに造られたわけです。

■自分が飲んでいる水道水にどういう水が使われているのかご存知でしょうか?
地下水と比較して、河川水は汚れていればいるほど高濃度の塩素殺菌をおこなうため、カルキ臭さや発がん性物質トリハロメタンの濃度が高くなります。
水がまずいと感じることがありませんか?

狛江市は、主に利根川水系の表流水(河川水)に地下水を11%ほどブレンドして飲んでいます。
お隣の調布市では60%以上も地下水が含まれています。

■利き水をしました。やっぱりおいしい地下水

○昭島の水
地下水100%の昭島水道の水はまろやかでおいしさが断然違いました。水道水なので塩素は水道法で定めている最低濃度の0,1㎎/L含まれています。トリハロメタンはほとんど生成されません。安全面でも優れています。

○金町浄水場・三郷浄水場系の水
悪評の高いここの水は、口に含んだ途端、塩素のにおいと舌をさすような感じがしました。このまずさは誰でもきっと当てると思います。

○小作浄水場の水
多摩川の上流といっても気のせいか少し苔っぽい味がしました。

○そしてミネラルウオーターですが、水質基準値が水道水よりはるかに甘いそうで、水源地の環境などにも左右されそうです。安全の過信は禁物ですね。

■地下水は涵養し水道水源として大事に活用してほしい!
2004年、都は地下水を事業認可上での正式の水源と位置付けを改め、地下水への認識が一歩前進しました。

地下水及び湧水を保全する条例を制定し、自治体ぐるみで水を守るしくみを整えつつある先進的な小金井市の事例発表で、世界1多い雨水浸透ます設置が功を奏し、下流に当たる三鷹市、調布市の地下水水位が最近上がってきているという自治体調査結果が報告されました。

■やっぱりThink Globally,Act Locally!ですね?