この国の政治はどこに向かっているのか…高橋哲哉さんと考える

2007年1月16日 17時32分 | カテゴリー: 平和・憲法

教育基本法改正、自衛隊法次にくるのは?

まちがいなく憲法9条改正です

さる1月12日(金)東京・生活者ネットワークは「変える 変えない その前に今、考えておかなければならないこと 憲法を哲学する」と題し、高橋哲哉さんを講師に学習会を開きました。

講師 高橋哲哉さん プロフィール
1956年、福島県生まれ。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。
著書に「靖国問題」(ちくま書房)、「教育と国家」(講談社現代新書)など。武力によらない平和構築の最前線に立つ一人。

高橋さんは戦前日本の戦争を支えた3点セットとして、①日本軍の存在②天皇制国家主義教育を支えた教育勅語と愛国心教育③靖国神社だと指摘します。
小泉、安倍政権をアナクロニズムだと批判だけしている隙に、今、日本の政府はまたもやこの3つを整備しようとしている、このことを私たち国民、市民一人ひとりがどう捉え、どう行動を起こすのかこそ問われていると投げかけられました。

手始めが昨年暮れ強行採決された教育基本法の改正であり、防衛庁の防衛省への格上げ、自衛隊法改正への着手です。そして、麻生太郎外務大臣の靖国神社の非宗教法人化(国営化)提案だと。
 
向かう先を定めて 立ち上がろう!市民
 こういう状況の中で私たちはどうしたらいいかということですが、高橋さんはまさに政治の問題で、特別の秘策というのはないと述べています。今ここの場に集まって日本の社会の流れに疑問を感じ、危険を感じている一人ひとりの市民がその不安の理由を世論にまとめて盛り上げていく、その行動こそが眠っている、または規制を加えられようとしているジャーナリズムを目覚めさせ、市民の連帯をひろげるともおっしゃいました。(・・・国会前でのヒューマン・チェーンに参加しましたが、採決寸前すぎてちょっと空しかったです。ここまで来る前に地域で世論を盛り上げる活動が組み立てられなかったことに後悔が残ります・・・)一人ひとりがおかしいと思ったことを放置してきた結果、日本はかなり危険なところまできてしまったということに高橋さんは改めて警鐘を鳴らされた。

 でも諦めてしまったらそれで終わり。決して諦めることなく、この日本の社会の危険な流れを何とか食い止めたい。これから始まるであろう憲法改正への一連の動き。私たちは傍観していられない。

 私たちに出来ることのひとつに、有権者の権利を行使して、為政者を選びなおすことができるのです。
 強者の論理だけで、国を動かしている為政者を政治の場から追い出しましょう。今年の夏には参議院選挙も予定されています。
 また、教育従事者や保護者の競争心をあおり、「日の丸・君が代」を強制し、「心の東京革命」をむきになってすすめている都知事を選びなおす選挙も今年春にある予定です。
そして地域の市議会の改選もあります。

 改憲の動きに対しても何故不安があるのかを市民の側でも理論を積み上げ市民同士で議論すること、教育行政に対しても右傾化の流れを止め、教育基本法の前文に謳われている自由と平等を重んじ「世界の平和と人類の福祉に貢献することの実現」のために機能するような教育の力の再生を期するために今出来ることをやらねばと心から思った学習会でした。