野川の源流を訪ねて

フカフカの落ち葉を踏みしめて
フカフカの落ち葉を踏みしめて
 4月4日(日)は国分寺にある日立中央研究所の庭園開放日でした。ここには国分寺崖線(通称ハケ)からの湧き水=野川の源流=があります。狛江・生活者ネットワークの環境部会では見学会を計画しました。小学生2人を含む総勢10名の参加があり、にぎやかな一行でした。
 庭園に入っていくと「自然を守り木と環境を守る」と看板が立っていました。豊かな自然環境を守っていこうとする会社の強い意志が感じられました。
 庭園には27,000本の樹木があると謳われていて、ケヤキ・ミズキや桜がそれは,それは見事でした。
 武蔵野の面影残る雑木林を抜けて源流を目の当たりにし、この小さな流れが小金井・府中・三鷹・調布・ここ狛江・世田谷へと脈々と流れていくのだと思うとみんなとても感激しました。広大な庭園をしばし散策し、満開の桜の下、輪になってお昼を食べました。その後、足をのばして、全国名水百選にも選ばれている湧水「真姿の池」を見学しました。国分寺市ではその湧水を非常用飲料として常時貯留しているということです。うらやましい限りです。その近くで野菜を売っていたので思わず買いました。水路に沿って「お鷹の道」といわれる遊歩道を歩きました。
 秋(11月)の開放日にも是非訪ねてみたいと参加したメンバーは口々に言っていました。その頃は紅葉がすばらしいということです。
 少し、花冷えのする1日でしたが、すばらしい源流を訪ねて、みんなで身近な野川を守っていかなければと話しながら帰途に着きました。
 野川中流域調布飛行場跡地に野川水再生センターの建設が予定されています。野川の水質や環境が心配です。
                     (環境部会)