生き活きレポート126号を発行しました

3月11日の地震発生直後狛江市内の支援の必要な高齢者や障害のある人たちの安否はどう確認されたのでしょう

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。一刻も早く支援の手が届くように切望してやみません。

<3月11日の地震直後の狛江市での動き>
●支援の必要な高齢者や障害のある人たち、子どもの安否確認は?
狛江市には地域防災計画に位置付けられている災害時要援護者避難支援事業に関して、要援護者リストの作成が未だ出来ておらず、具体的な対応策、福祉避難所の指定もありません。今回も公式な安否確認の措置はとることができませんでした。市内小学校に子どもを通わせている保護者たちからは、複数の小学校で直接児童を保護者に引き渡すことをせず帰宅させてしまったと緊急時の対応に対して怒りの声が届けられました。狛江市も狛江市教育委員会も早急に具体策を検討し市民との共有を進めていくべきです。
市内被害状況としてはブロック塀の倒壊が3件ありました。が、幸い人的被害がなかったということです。発災直後、支援の必要な高齢者や障害のある人たちの安否がどう確認されたのかを聞き取りました。
 
●市民活動団体や民間事業所が頑張る!
市内にある地域包括支援センターでは職員が安否確認の緊急度の高い高齢者の方を中心に電話で、電話がつながらなかった方には個別訪問で安否の確認を行なったそうです。また介護従事者が自発的に連携して、家族が交通機関の混乱で帰宅できず孤立してしまった高齢者への食事などの支援を行ったり、独居高齢者には停電に備え懐中電灯などの用意があるかなどを聞き取ったそうです。移動の困難な単身の重度身体障害者の方々にも連絡を取ったということです。1人暮らしの高齢者の方々に電話訪問を行っている市民活動団体はすぐに安否確認を行ったと聞きました。
 しかし、災害時要援護者にもかかわらず福祉サービスなどを利用していない方たちの安否確認はされていません。いざという時のためにもご近所のたすけあい、声の掛け合いがどうしても必要です。

<災害情報の情報収集>
インターネットを使える環境にある方

狛江市のホームページをひらくと画面中央と左上に赤で緊急災害情報が掲載されています。

携帯電話のある方
こまえ安心安全情報メールに登録すると、携帯電話に災害情報が配信されます。
http://anzen-komae.jp/touroku/にアクセスしてください。

その他の情報の入手方法
・狛江市役所 03−3430−1111(安心安全課)
・狛江市の広報車による放送
・狛江市防災行政無線(市内27か所)

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