古民家で被災地を想う

2011年10月30日 17時42分 | カテゴリー: 市民自治・まちづくり

最も美しい島〜パーセル作歌劇アーサー王より

 秋の気配が深まった今日、我が家から歩いて5分ほどのところにあるむいから民家園の「古民家で聴くバロック音楽」に出かけた。
 民家園といっても主屋と長屋門のこじんまりとしたもの。小田急線立体交差事業で立ち退きを迫られた荒井家を市民が解体保存し、2002年狛江市によって現在の場所に移築された。 管理も「狛江市立古民家園運営市民協議会」という市民団体が市から管理・運営を全面的に任されている。
 井戸を掘って池を作り、畑も耕している。柿渋染めや昔の暮らしを体験したり、昔遊びを楽しんだり。親子連れが縁側でお弁当を食べたり、交流したりと多くの人が訪れる場となった。

 今日はラ・クール・ミュジカルというグループによるフラウト・トラベェルソ(フルートの原型)、ヴィオラ・デ・ガンバ 、チェンバロとソプラノの室内楽。古民家の落ち着いたたたずまいの中で、宮廷文化はなやかなりしころを想像しながらバロック音楽を楽しんだ。清野由紀子さん、江浦仁美さん、山縣万里さん、大中利香さんらの飾らない、温かな雰囲気が心地よい時間を作り出していた。

 アンコールは「今年は大変なことが多かったから、日本に捧げます」と『最も美しい島』が歌われた。被災地を想い、涙がにじんだ。(池座俊子)