「原発」都民投票、いよいよ都議会総務委員会での審議

傍聴に行こう!都議会から目が離せない!!

 とうとう狛江市内でも6420ベクレルという高い濃度の土壌が西和泉の道路脇から発見され、市民の不安が広がっています。狛江市が学校や園庭での調査を継続していないことから不安を感じた市民団体KOMAEnoKODOMOの調査から発覚したもの。福島から遠く離れた東京、狛江でさえ、子どもたちが砂遊びしたり、茂みに入ったりダンゴ虫を探すことを笑顔で見守ることができなくなっています。被災地の子どもたちの日常がどんなに苛酷なものであるか、親たちの思いがどれほど深刻であるか。原発事故の被害をまるで忘れたかのように、経済とエネルギー不足を錦の御旗に、野田首相が大飯原発3,4号機の再稼働に踏み切るのは断じて許せません。

 さて6月5日都議会初日に総務委員会に付託された原発都民投票条例は14日(木)から委員会審査が始まります。14日は13時から条例請求代表人による意見陳述が行われることになっており、社会学者の宮台真司さんや生活クラブ生協東京の理事長吉田由美子さんらが40分の制限時間を使って、都民投票の意義を訴えることになっています。委員会室は傍聴席が20席ほどしかないそうです。傍聴券は12時から都議会議事堂2階で配布されますが、傍聴者が多い場合、広い委員会室に変更されるそうですので、ぜひ早めに集まり、大勢の方が傍聴できるようにしましょう。

 15日は質疑、18日が委員会採決、20日が本会議での議案採決となっており、都民投票に寄せられた323,076人の思いを都議会議員一人ひとりがどう受け止めるのかしっかり見届けなければなりません。
 
 原発都民投票が実施されることになれば、様々な情報や意見をもとに有権者は真剣な判断をします。都民はこの国の経済の行方も、エネルギー問題も、食べ物や環境の汚染などの不安な日々を丸ごと受け止めざるを得ないし、何よりも子どもたちに安全で美しい日本を引き継ぎたいから。