沈思黙考の時

都議会議員選挙、参議院議員選挙と続いた怒涛のような選挙の季節が終わりました。市民政治を実現するために国政に送り出した大河原まさこさんの議席をこんな情けない選挙で失ったこと、山積する国政の課題を争点化することなく終わった「日本の選挙」と低投票率に愕然としています。

この6年間、大河原まさこさんは本当に多くの市民とつながり、その問題解決のために働いてきました。「政治は生活だ」と掲げた民主党の中で、誰よりもその実体化に向けて、議員や官僚に働きかけて院内集会も数知れず調整。何よりも政権として初めて、国民的議論の末「2030年代までに原発ゼロ」に舵を切ったことに大河原さんの果たした役割は決して小さなものではありませんでした。当たり前の市民感覚で、国政の現場で踏ん張って市民社会を実現しようと力を尽くした大河原さんの活躍とその議席の意義をどうやって伝えればよかったのでしょうか。

2つの選挙を通してローカルパーティ生活者ネットワークの課題も明らかになりました。選挙の季節が終わって与えられた時間。立ち止まって考えたいと思います。(池座俊子)