「川内原発をはじめとする原発再稼働に反対し廃炉とし、原発ゼロ政策への転換に向けた意見書の提出」に関する陳情

この総選挙で自民党が多数を取れば、年明け早々にも再稼働されるであろう川内原発。本日の総務文教委員会で掲題の陳情審査が行われました。追加も含め、683人の署名が寄せられましたが、残念ながら継続審査となりました。

主な意見は以下の通り。(ネット吉野よしこは社会委員会所属)

浅野委員(明政クラブ)…自治体議会として、よその地域のことに関してあえて委員会で採択するべきかどうか。所管がないので、資料要求できない。内容を理解するために継続にしてはどうか。

市原委員(社民党)…意見書提出は急ぐ必要がある。陳情は地方議会として真摯に議論し、早期に判断すべき。特に火山の問題、断層の問題もあり、有効な避難計画がつくれるか疑問もある。廃炉に向かっていくべきだ。

岡村委員(共産党)…日本火山学会も問題を指摘している。避難計画も作れていない。東京電力福島第一原発事故で12万人の人が避難生活を強いられているが、事故の原因も究明されていない。すべての原発が止まっているが、電気は来ている。きょう結論を出すべき。

大田委員(民主党)…まだ会派で話し合い中。大事な問題なので継続してほしい。

石川委員(公明党)…自分としての態度は決めている。態度を決めかねている委員がいるので、調査するために継続してはどうか。 

田中委員(共産党)…付託されてから日数があり、それなりの考えを持って臨むのが当たり前。採択すべき。

陳情採択を求める意見が3人、継続が3人で、委員長により継続とされました。

原発再稼働やエネルギー政策をどう考えるかは、今回の総選挙でも大きな争点の一つであり、議員として態度表明をしっかりすべきではないでしょうか。(池座俊子)