安全保障関連法案 「廃案」「廃案」!

 

車いすで訴える吉野よしこ。ビーチボールバレーの練習でアキレスけんを損傷。でも9月議会もしっかり取り組んでいます!

安保関連法案の審議が参議院で最終盤を迎えている。国会での安倍首相の答弁、中谷防衛庁長官の答弁を聞けば聞くほど、集団的自衛権行使をしなければならない我が国の存立危機事態は何を想定しているのか、わからなくなる。いや「ホルムズ海峡の機雷除去や米軍艦船にのった日本人母子の防護」といった安倍首相が得意げに説明した事例そのものが、国会での追及によって却下せざるを得ない事態。こんな朝令暮改の政府に日本が守れるのか、そのことに大きな懸念を持たざるを得ない。安全保障環境の変化に対して何をすべきなのかについての国内の議論をせず、アメリカとの約束(日米新ガイドライン)を優先させてきた首相のメンツを守るために、戦後70年、それこそ自民党政権のもとでも守られてきた専守防衛の理念をねじまげている政府に日本の防衛を任せたくない!

なぜ安倍首相は国民の声、専門家の声に耳を傾けないのか。昨日は中央公聴会が開催され小林節慶大名誉教授は「明白に違憲は法律が多数決で強行されようとしている。政治家が憲法を無視することは独裁政治の始まりだ」と述べている。SEALDs(シールズ)のメンバーの奥田愛基さんは「一人の個人として考え、行動すること」を政治家に呼びかけた。

国会まではいけないが、狛江でぜひ市民が安全保障関連法案反対の意思を示せる機会をつくってほしいとの市民の声を受けて、15日夕刻緊急に街宣を実施。今日明日の動向が懸念されるなか、「戦争法案廃案!」「強行採決反対!」を叫ぶ市民、国民の声は国会前で、そして全国各地で、ますます広がっていく。(池座)