「安倍晋三から日本を守れ!」「なんか自民党、感じ悪いよね!」若者たちが立ち上がった
衆議院特別委員会で安全保障関連法案が強行採決された15日夕刻、国会周辺にはおおぜいの市民が駆けつけた。前回私が参加した6月24日は、熟年・高齢世代が多い印象だったが、今回は若者、子どもを連れたお父さん、お母さんや会社帰りの男性女性も危機感を募らせて意思表示に参加していた。採決を前に安倍首相は「国民の理解は進んでいない」と明言している。それでも強行するのは民主主義の破壊であり、立憲主義の否定だ。
政治学者の山口二郎さんは「安保法制は政治の劣化、民主主義の劣化だ。55年前、国会を包囲した国民が安倍首相の祖父、岸信介を退陣に追い込んだように、安倍首相退陣までともに頑張ろう」と演説。上野千鶴子さんの「若者が立ち上がってくれた。学者と市民がともに立ち上がっている。生きていてよかった」の演説に「そうだ!」「ありがとう」の声が上がった。
「戦後70年守られてきた平和。私は戦後100年を迎えたい」若者の演説が心に響いた。(池座俊子)