恒例水辺の調査活動 「災害時でも安全な水を飲もう!」
狛江市地域防災計画によれば災害時水道水が断水した場合、飲み水は和泉本町4丁目にある浄水場で給水されるほか、給水車で避難所である学校などに運ばれることになっています。道路が寸断されるなどの事態に陥った場合に備えて、学校プールなどの水も浄化して飲料水とすることになっており、今年市内の避難所に配置されたのがmizu-Q500という手動式の浄水器。生活クラブ運動グループ地域協議会主催で2006年から行っている水辺の調査活動のお楽しみとして、この浄水器の水を飲んでみたいというメンバーの声を受けて、mizu-Q500の製作者でもあるかりはな忠彦さんを講師に「災害時でも安全な水を飲もう!」を11月6日(日)に行いました。
mizu-Q500は主としてプールやお風呂の残り湯などを浄水することを目的としています。中空糸0.014μ精度のフィルターと周りの粒状活性炭と髪状活性炭を通ることによって濁りや一般細菌・大腸菌、トリハロメタンを取り除く性能があり、水道法水質基準にも適合しているとのことです。キャンプなどで川の水を安全に飲むために使う方も多いそうですが、災害時は周辺の工場などから有害物質が流れ込む危険性があり川の水は使用できません。
例年より水量が豊かでカモがのんびり泳いでいる 野川の水 を汲んで浄水前後に水質検査を実施(2006年~川調査集計シート)。ペットボトルで持参したお風呂の残り湯とレインバンク(雨水貯留タンク)もmizu-Q500でろ過して試飲し、「まろやかな飲み口!」との感想でした。浄水した水をカセットコンロで沸かして、生活クラブ生協の即席めんを食べる!というおまけつきで、ちょっとしたサバイバル体験となりました。