2010年度一般会計予算に反対しました!

市民の血税の使い道は市民サービスよりも市長や議員等の実質報酬増へ3100万円余り

3月13日(土)3時から4時 狛江駅前
3月13日(土)3時から4時 狛江駅前
 3月議会が26日(金)に終わりました。予算委員会では、市制施行40周年事業「音と光の祭典」に対する2700万円の予算に対して議論が集中しました。生活者ネットは、身の丈にあった市民のための花火大会を開催すべきと、明政クラブとともに前回規模の花火大会に600万円の警備費を上乗せした修正案を出しましたが否決されました。

 本会議最終日には市長・副市長・教育長と議員の給料と報酬を4月から約2%引き下げる条例改正案を可決。市長ら特別職は2004年4月から自主的に18〜11%の減額を続けてきたため、実質的には給料増額となります。理由としては特別職報酬審議会の答申で「自主的な減額による二重構造状態の解消」を提案されていること、財政再建の集中プランが一定の成果を挙げたためだそうです。
 しかし狛江市の経常収支比率は95.9%。2010年度も歳入には約23億円の市債(借り入れ)があり、事業債約8億4千万に対し、臨時財政対策債は14億5千万円。予備費は1500万円しかありません。財政状況が改善したというなら、市民サービスをもっと拡充して欲しいというのが市民の声です。

 ネットが一番問題だと考えるのは2011年4月までの議員報酬15%カット(2007年3月、全会派一致で決議したもの)を前倒しでやめる修正動議が出され、共産党、公明党、民主・行革の会の賛成多数で可決されてしまったことです。
 そもそもこの減額案は2007年に市民から出された議員定数削減の陳情に端を発しています。選挙目前の議会運営委員会や代表者会議では定数削減か報酬削減かとの激しい論戦がかわされ,どちらにも合意を避けようとする動きもあるなかで、最終的に2011年4月までの議員報酬15%削減が全会派一致で可決されたのです。そんなことはおくびにも出さず、報酬審議会の答申を盾に前倒しで報酬を戻す提案をする議員のあり方は市民に対する裏切り行為といってもいいのではないでしょうか。そして財源についての質疑で「この条例が可決したら市長が考える」と答弁する議員の無責任さにはあきれて物も言えません。09年決算の不用額で対応するという取引?が済んでいるとも言われています。
 
 こんな議会、絶対変えなきゃ!政治をあきらめず、役所を、議会を監視してください。2010年度予算や議会審議の詳しい情報をお知りになりたい方、ご意見のある方は生活者ネットワークまで。