公園の樹木にむしろがまかれ、太い縄をかけてプランコやモンキーブリッジが出来上がっていく。木陰ではトンカチと釘を使って創作が始まっている。公園の真ん中ではビニールシートで囲ってプールも出来上がり、水しぶきが上がっている。10時の受け付け開始には大勢が並び、先着50名の流しそうめんもあっという間に満員御礼となる。公園に散らばった子どもたち。体と、五感をフルにつかって遊び、笑い、汗をかく。
子どもたちとベイゴマに興じている70代の男性。「ボランティアしているつもりは全くないんです。僕はただ遊んでいるだけ。遊んで、いろんな年代の人たちを混ぜ合わせたいと思っているんです」と話してくださった。
狛江市新しい風補助金を受けて市内の公園で一日冒険遊び場を開催しているのは狛江にプレーパークを作る会のみなさん。狛江市の子どもとおとなに冒険遊び場の楽しさを知ってもらい、子どもの「居場所」=「育ち場」、常設のプレーパークづくりを作りたいと呼びかけている。
市民一人当たりの公園面積は1.56㎡(2007年度)と東京都の平均区市部平均の4.8㎡を大きく下回り、狛江市緑の基本計画での目標7.54㎡の実現はさらに長い道のりではある。和泉多摩川緑地の都立公園化を実現させることと、売りに出される樹林地などを少しずつ買い取っていくことでしか、狛江の緑は守っていけない。子どもたちの未来のために、心と身体を育てる外遊びを出来る環境をつくることは私たちおとなの役割りだと思う。狛江ネットは引き続き、プレーパークの実現を支援していきたい。
来月9月26日にはのびのび公園(西野川)で『アイスさま』をするんだって!それってナニモノ??