有害ごみの燃焼実験!?原因の究明と再発防止策の徹底を

分からないことは調べる!徹底したネット議員の調査活動から多摩川衛生組合の暴挙が発覚

 本日の環境建設委員会協議会で多摩川衛生組合による「有害ごみ」乾電池・蛍光管の焼却実験の顛末が報告されました。これは吉野芳子が府中ネットの前田弘子議員らとともに、6月15日の塩酸漏洩事故の原因究明のために多摩川衛生組合にヒアリングを行った中で明らかになったことです。当初、この問題の重要性は狛江市の建設環境部でも全く認識されず、狛江市に事前に説明があったのかと確認をした時も、事前の説明は受けていないと弁明しながらも、「現在製造されている乾電池には水銀が含まれていない」と組合の説明を真に受けていたふしも感じられました。

 吉野芳子によると多摩川衛生組合の職員は実験について何の問題意識もなく、当然のように実験の目的や方法、現場の状況写真を見せてくれたとのことです。どんな実験を行い、結果を導き出したのか、の詳細な分析も必要ですし、何よりな“有害”とされているものを経費削減のために燃やしてしまうことに、何の歯止めもかからなかった組織の恐ろしさを感じます。

 この一連の“事件”から分かったのは、大気汚染防止法には水銀の基準が存在せず、23区のごみ焼却施設では水銀の自主基準を設けているが、多摩部で設けているところがないこと。今後多摩川衛生組合議会が、実験にいたった原因究明と再発防止に向けた取り組みを徹底的に行うことを強く求めます。(池座俊子)