放射線の影響を心配する市民も多い中で、恒例になっている水辺の調査活動をどうしようか。迷いながらみんなで考えた企画は虫探しとバードウオッチング、放射線測定、パックテストによる水質調査と盛りだくさん。
集合時間にすでに川で遊んでいる近所の子どもに声をかけるとバケツの中を見せてくれました。収穫はクチボソ、フナの子ども、イシマキガイなど。
今日の講師、宮治隆博さんは日本自然保護協会・自然観察指導員で、土壌・空気・騒音・水質など環境調査を仕事としている方。調布佐須の生き物調査に参加されていて、そこと比べると流れのない小金橋あたりは水質はよくないが、生物が生きていくための環境は整っていると話してくださいました。アオスジアゲハ、ナミアゲハ、カラスアゲハ、ヒメアカタタハ、スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキなどがみられました。ヒヨドリ、オナガ、コサギが飛んでいたり、ウシガエルが鳴いていたり、目を凝らし、耳を澄ましてみると、たくさんの生き物と出会える、そんな野川の魅力を感じたひと時でした。