狛江市に不足している介護保険サービスや福祉サービスについての関係団体・事業者等意向調査結果に見る課題(25ページ)はネットに寄せられている市民要望とも重なっています。一人暮らしの認知症高齢者の増加への対応、夜間の不安、ショートステイのニーズ、サービス提供基盤が少なく、近隣自治体のサービスを手配せざるを得ないことなど。主な介護者の悩みや心配事などでは将来の介護に不安がある、自分の時間が持てない、腰痛など身体的な不安、精神的な疲れを多くの方が訴えています。
課題の認識と今後の施策、そしてその経費(保険料)がどうなるのか、が関心事だったわけですが…。是非皆さんホームページで計画を確認の上、ご意見を出してください。
それにしても第1号被保険者の保険料について、「『狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例』第5条第2項に該当するため、パブコメの対象といたしません」と言い切ったのにはびっくりしました。
条例第5条は市民参加の対象を定めており、2項は「市の実施機関は、前項の規定にかかわらず、緊急その他やむを得ない理由があるときまたは市税の賦課徴収及び分担金、負担金、使用料、手数料等の徴収に関するもの等については市民参加の手続きを行わないことができる」です。
現在改定のパブコメが募集されている同条例の見直し案ではこの項の改定案が出されています。(こちらも注目!!です)
そもそも私は介護保険料の設定がこの条例の対象なのか、が疑問です。介護保険は自治体が保険者となって、そのサービスと負担を自治体独自で定めることができるはず。サービスの計画だけを示して保険料を示さないのはおかしいと思いませんか。以前所沢市の介護保険課長だった鏡さんが、「特養を建てると一人当たりの保険料がいくら上がるかとまで説明している」とおっしゃっていました。負担と給付を考えるための説明責任が全うされていないと思います。みなさんはいかがお考えですか。(池座俊子)