一日冒険遊び場〜24年度市民協働提案事業として再スタート

和泉多摩川緑地公園グラウンド横で開催

パン生地は100円で販売。竹の棒に巻きつけて遠火で上手に焼く
パン生地は100円で販売。竹の棒に巻きつけて遠火で上手に焼く
 狛江市「新しい風補助金」を受けて2010年8月からプレーパーク周知事業として始まった一日冒険遊び場は23年2月まで通算16回開催(悪天候のため中止1回)。毎回平均約100人の親子の参加でにぎわっています。今年度は「定常的な冒険遊び場設置の実現可能性に関する実践的な調査・研究」という狛江市市民協働提案事業として開催されることになりました。
 「公園が少ない」「自由に遊べる場所がない」といわれる狛江の子どもたちの遊びの保障のために「狛江にプレーパークを作る会」が主催。今年は日曜開催と平日開催を行い、データを取りながら、常設にするための課題を探るそうです。調査後大きな課題となるのは場所の決定とプレーリーダーの人件費の確保。各地で展開している冒険遊び場では行政が場所と人件費を確保し、市民団体が運営・管理を行っているところが多く、狛江市の子育て支援に対する姿勢が大きく問われることになります。

 
 こんな理屈抜きに、今日も子どもたちはたき火で遊ぼうパンを焼いたり、段ボールで思い思いトンネルや家を作って遊びに興じています。毎回ベーゴマおじさんや竹とんぼおじさんが参加してくれるのも冒険遊び場ならでは。今日は姿が見えなかったけれど、大学生ボランティアも大きな力です。

4月からバーベキュー禁止となって静けさを取り戻した多摩川河川敷。見回りの警備の方が焚火を気にして何度も様子を見にいらっしゃいました。火気使用の許可証を見せて丁寧に説明するメンバー。協働事業ということで見学に来ていた子育て支援課の職員の方にも説明いただき、どうやらわかっていただけたようでした。でも遠くから見たら「また、バーベキューしてる!!」とお怒りの方もいらっしゃるのかもしれないということで、プレーリーダーのめだかさんが急きょ段ボールで大きな看板を作ってくれました。…がいかんせん色が薄くて遠目ではなんて書いてあるのかわからないですね。

 6月は東野川1丁目樹林地で4日(月)、5日(火)、6日(水)の三日間平日連続開催予定。プレーリーダーと一緒にどんな遊びが展開されるのか、楽しみです。