嵐が心配された5月10日午後、160人を超える都民の手に
よって、小箱に収められた署名簿が都庁に運び込まれ、積み上げられました。東京電力管内の原子力発電所の稼働について、主権者である都民が都民投票の実施を真摯に求めている姿勢をアピールしようと、あくまで厳かに、凛として行動した市民たち。
残念だったのは、都庁内にいるはずの石原都知事ご本人が現れず、総務局職員の方に受け取っていただいたこと。おまけに並べられた箱に文字が書いてあることが「いろいろな人が集まる都庁にふさわしくない」との理不尽な指摘を受け、会場が一時騒然となりました。
狛江からも受任者4人で参加し、一部始終を見守りました。今後石原都知事による意見書が出され、都議会で条例制定についての議論がされることになります。都民投票が都民にとって特に重要な問題に対する意思表示の手段として必要であり、その実施が政治や行政に関心を持つきっかけになることを、多くの都議会議員が理解し、都民投票条例が制定されることを心から期待したいと思います。