かろうじて傍聴枠にすべりこめたが、第一委員会室のほとんど理事者で埋め尽くされていることにも驚く。その両側に、確かに傍聴者用のパイプいすはぎりぎり目いっぱい並べられていた。
・住民投票という直接民主制は議会(間接民主制)を否定しないことを理解してほしい。
・都民投票を実現し、自立した個々の集合体の輪を広げて、世界に日本の在り方を示して行きたい。
・投票資格を16歳から。永住外国人も地域に住む住民として投票権を。
・暮らしの自治をめざし、生産者との信頼関係を作りながら責任をもって消費することを実践してきた。電力に関しても消費者が責任を持つことが大切。国民的議論が必要という言葉をよく聞くが、投票の権利を得て消費者が学習することが大切と訴えたのは生活クラブ生協理事長の吉田さん。
・これまでの住民投票は原発立地地で行われた。住民同士が情報を得てオープンに話し合いが行われた。大消費地でこそ投票を実現したい。
・都民投票は任せて不満を言う社会から参加して引き受ける、民主主義を広げるチャンス。
・住民投票は国際標準。民度を上げ、議会制民主主義を補うもの。医療の領域のインフォームドコンセントと同義。専門家の助言を受けて、市民が判断する仕組みなのでポピュリズム批判は当たらない。
8人の請求代表者が40分に時間をフルに使って都民投票実現を訴えた⇒陳述全文はこちら。明日は各委員の質疑が行われる。主権者都民の意見をどのように受け止めたか、都民投票をどう考えるか、一人ひとりの議員の発言に注目したい。
少しでも都民に開かれた議会にするために傍聴席が充分に用意されていることを願う。(池座俊子)