原発都民投票条例、総務委員会で否決された!

最終決定は20日の本会議

 相変わらずの傍聴制限。せめてみんなが座れる椅子を用意してほしいとの申し出にも「余分の椅子がない」という返事。傍聴を求める都民はペットボトルのお茶を飲むことすら許されず(ー_ー)!!、。それでもおとなしく傍聴整理券をいただくために待つ。この目で審議の行方を見守るために。
 
 そして今日の委員会での結論は民主・ネットの修正案は可否同数で公明党の吉倉正美委員長の裁決により否決。
[賛成 民主…佐藤由美、大西さとる、しのづか元、馬場裕子、和田宗春 共産…吉田信夫  ネット…星ひろ子]
共産党の修正案はネット、共産党の賛成のみで否決。
原案は賛成6[賛成 民主…佐藤由美、大西さとる、しのづか元、馬場裕子、共産…吉田信夫  ネット…星ひろ子]
で否決となった。

 これまで態度表明をしてこなかった公明党は「住民投票が二者択一で、多様な意見を反映できない」と伊藤興一さんが反対意見を述べた。もちろん原発をどうするか、有権者は迷う。石原都知事の言う「国の安危にかかわること」だということもわかっている。だからこそ専門家の意見を聞き、議論し、最終的には自分で納得のいく結論を出してその意思を投票という形で表明するのだ。「難しいことだから、有権者は判断できないでしょう」とは!

 狛江から参加の受任者3人、がっかりした気持ちを抱えたまま、新宿公園での話し合いに参加。最終日に向けての行動を確認。そしてたとえ最終日に否決されても、「都民投票に向けての活動はやり遂げよう」「都民投票が可決できるよう議会構成を変えていこう」との意見が次々に出された。吉野川可動堰の中止を求める住民投票は有権者の49%が署名したにもかかわらず15分で否決されたけれど、「徳島市民ネット」を組織し、公募市民を募って5人が市議会議員に立候補。4人が当選し、保守派、共産党とともに住民投票条例を可決したのだ。
 
 原発都民投票が民主主義を強くする。「任せて文句を言う社会から引き受けて考える社会」に向かって、市民はまた歩き出す。20日の本会議で原発都民投票への各会派の意見が述べられる。傍聴してしっかり見届けよう。34万人余りの都民の意思を都議会議員がどう受け止めたかを。傍聴券は12時から配布。186席を埋め尽くしましょう。(池座俊子)