[予算と決算審議を議員全員出席に改革を求める陳情]審査その2

5月27日、議会運営委員会において市政改革研究会が提出した「予算と決算審議を議員全員出席に改革を求める陳情」の第2回目の審査が行われました。第1回目の様子と陳情文はこちら

前回資料請求のあった類団9市(国分寺、国立、福生、東大和、清瀬、武蔵村山、多摩、稲城、あきる野)の予算・決算についての調査では、9市全部が「議長副議長を除く全議員」または「全議員」による審査が行われていることが報告されました。しかもあきる野市、国分寺市を除いて7市はすでに昭和の時代から。なぜ狛江市がこれまで8人の委員で良しとしてきたか、その経緯は不明です。

疑問とされた議場については本会議場や委員会室を工夫して利用していること、答弁者についても、市長、副市長、教育長、部長は全日出席だが、課長は担当科目のみ出席というところも多いようでした。

現在狛江市の予算・決算特別委員会は8人の委員で、3日間の開催。質問時間や質問回数については制限がありません。全員参加となれば何等かの制限を設けなければならいのではないか、ということが疑問として挙げられ、インターネット中継(録画)や視察?で実際にどのように審議しているのか、調査することになりました。

とりあえず「狛江市議会の常識」が他市と「かなり違う!?」との認識では一致したようです。市民からの負託を受けた議員一人ひとりの力をしっかり議会として生かすためにどうすればよいか、今後の議論を見守っていきます。それにしても25日に行われた「議会基本条例で議会を変えた調布・多摩・小平の議員さんと語る会」で感じた「二元代表制の一翼を担う議会としての覚悟」が感じられないのが残念でした。こちらの語る会の報告は後日に。(池座俊子)