野川でガサガサ、生き物に触れてやさしくなる!
8月19日、運動グループ地域協議会主催の水辺の調査活動が開催されました。2006年から続けている調査活動ですが、この2年は子どもたちの参加を得るのが難しいことから「野川の水を手動式浄水器でろ過して飲んでみる」災害時対策や「7小跡地に新設された東京都下水道局貯留池見学」を行ってきました。今回は久しぶりの「ガサガサ」。30分以上前からやってきた子どももいて、主催者側もわくわく。
講師は水辺の楽校の竹本久志さん。川に入る前の注意事項、「魚に触るときは必ず手を冷やして。みんなの手は魚にとってとても熱くて、そのまま触ると熱いフライパンに触れるのと同じなんだよ」を神妙に聞き、いざ川の中へ。あっという間にヌカエビ、スジエビ、クロメダカが網に入る。今回はウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニがみんなの憧れ。捕まえたオタマジャクシをなでてみたり、ザリガニをつかんでみたり。竹本さんは子どもたちに「生き物の目を見て」と教える。かわいい目を見た子どもたちがやさしい顔になることに気づかされる。
2日前の大雨で川辺の草がかなりなぎ倒されている。時間雨量50ミリ以上の下水は未処理のまま野川に放流されてきたが、今回は2014年4月に稼働した貯留池で吸収できたのだろうか。簡易パックテストの結果ではCODが0(これまでの調査では8以上や2から6mg/Lの数値が多い)。アンモニュウム態窒素、亜硝酸隊窒素、硝酸態窒素、リン酸態りんの値も神明の森の湧水と変わらない、という結果だった。野川貯留池の効果についての専門的な検証を得たい。