いつまでも川遊びを楽しめるまちに~雨水貯留池見学と水質調査

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国分寺崖線からの湧水を源流とする野川は四季折々、狛江市民を楽しませてくれています。川辺を散歩する人やランニングをする人、夏には魚とりや水遊びに興じる子ども達の姿も見られます。野川がいつまでも市民に親しまれるきれいな川であった欲しいと生活クラブ運動グループ狛江地域協議会では毎年夏に野川の水質調査を行っています。8月3日に、4年前にできた東京都下水道局野川処理区農水貯留池を再度見学しました。周辺の住宅地にチラシをまいたので、ご近所の方たちも参加。大雨の後の川や岸辺が格段にきれいになったとの実感をお話しくださいました。狛江市西野川4丁目(旧7小跡地、緑ヶ丘児童遊園となり)にある貯留池に降り始めの汚れている雨水を引き込んだり、池に貯めた水を晴れた日に下水道に戻して森ケ崎水再生センターで処理するのはすべて立川にある流域下水道本部からの遠隔操作で、29年度は40回動かしたそうです。前回同様、小畠正大 主任 (東京都下水道局流域下水道本部)他下水道局の職員の皆様には酷暑の中、大変お世話になり、ありがとうございました。

狛江のかんきょうに掲載されている谷戸橋付近の野川の水質の経年変化を見ると2013年の大腸菌群数は7,600(MPN/100l)でその後も12,000,4,900,9450,15,000と推移しています。雨水貯留施設は合流式下水道の改善を目的として、将来は河川などへ放流される雨水の汚れを分流式下水道と同じくらいにするとしています。降雨量や水量などにより科学的な解明は難しいのだとは思いますが、この施設の効果について何らかの実証がされると野川に入って遊ぶ人も安心ですよね。

私たちが行った水質の簡易パックテストの結果はこちらの写真をご覧ください。4つの指標について川の水質としてどの程度なのかを確認するための資料に①神明の森みつ池から流れ出た水と②小金橋下の野川の水の調査結果を表示しました。きれいな川にするために市民、行政双方の努力が必要です。

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例年通り、川に入ってガサガサもしました。今年は魚とりをしていた昔少年が獲物を惜しげなく、子どもたちにくれました。こんな光景、いつまでも…と思います。ちなみにメダカ、スジエビ、クロエビ、コイ、ザリガニ、オタマジャクシ(ウシガエル)、シオカラトンボ、モンシロチョウなどを確認しました。


 

 

 

 

 

 

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