狛江市議会の報告と市民の意見を聴く会 開催されました!

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市民に開かれた議会へ、をキャッチフレーズに議会報告会が10月20日(土)、防災センター会議室で開催されました。

2016年5月の市政改革研究会による陳情提出などから紆余曲折を経ての開催。「市民の皆様にとって身近で開かれた議会としていくため、情報公開と市民参加を進める取り組みの一環として開催する」との趣旨がチラシに掲載されました。

当日は3つの委員会から活動報告(委員長)、委員会ごとに意見交換、ワークショップの報告(副委員長)、全体会での意見共有という流れで進みました。総務文教常任委員会は「教育研究所の充実」、社会常任委員会は「子どもの貧困」、建設環境常任委員会は「ごみ減量対策」と、委員会の所管事務調査がテーマでした。私が参加したごみ減量対策では「キエーロ」という生ごみ処理機が持ち込まれ、実験した委員からの報告が注目を集めました。資源ごみ回収率を高めるための提案、粗大ごみの活用、レジ袋有料化など、今後の議論につながりそうなご提案もありました。

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当日の参加者は56人、各テーマに20人近くの参加があり、意見交換の時間が足りないとの意見が多くありました。それでも委員会の調査結果をまとめる過程で市民の意見を聴く機会が設けられたことは、議員にとっても有益だったのではないでしょうか。もっといろいろなテーマで話したい、市民側からのテーマ設定、子どもたちの意見や参加していない人の意見をどうやって聞けるだろうかなど、今回の開催を評価しつつ、さらなる課題も指摘されました。

試行開催に至るまでには、議会側の不安の声もありましたが、市民は冷静に、現場で感じる疑問や改善案を提案していました。市政に対する期待とともに、議員との直接のやり取りで、議会が身近になったとのご意見が印象的でした。

議会運営委員会では試行後、結果を検証、協議して改善につなげるとされていました。市民意見の反映や議会の見える化に期待したいと思います。(池座俊子)