水辺の調査活動 「野川探検隊~川に入って、生き物さがし🐟」

生活者ネットワークは、生活クラブ生協運動グループ地域協議会と川や里山の環境調査を毎年行っています。
狛江では、生活者ネットワーク環境部会が年3回、野川小金橋と近隣の世田谷区神明の森みつ池湧水の水質の定点観測を続いています。
その内年1回は狛江地域協議会主催の水辺の調査活動に参加しています。 
今年も7月5日(土)に調布在住 自然観察指導員の宮治隆博さんを講師に、野川小金橋下で水質検査と生き物調査を行いました。

野川は洪水対策のため東京都が下流から整備を進め、昨年小金橋まで河川工事が終了しています(降雨50ミリ/時間の短時間豪雨対策)。
今年は小金橋上流の整備が終わったところです。

7月5日午前10時、気温30.6℃水温29℃の曇り空もと、1歳〜10歳の子ども11人、保護者とスタッフ13人で元気に川に入り、
講師宮治さんの指導でコイ・フナ・ドジョウに加えて、聞き慣れないオイカワ・ハゼ科のスミウキゴリも見ることができました🐟。

講師の宮治さん

外来種の牛ガエルのオタマジャクシ、ザリガニ🦞、シジミ(台湾種か?)、小さなシマエビの仲間やメダカもたくさん観察しました。 
野川べりにはモンシロチョウ、黒アゲハにハグロトンボやシオカラトンボも見られ、今回も白小鷺も優雅に過ごしいました🪿

水質検査

水質検査の数値は、気温が高いためか前回4月4日の結果よりもCOD(化学的要求量酸素)とりん酸態りんが高く、生き物には少々辛い環境です。
野川の源流は地下水ですが、住宅地がコンクリートで覆われて雨水が浸透しないことと、猛暑が続いていることで水量が減少しています。
けれど、生息する魚の種類からまぁまぁの水質は保たれているとの講評で、
川底が砂だったり、岸辺がコンクリートではなく草むらという環境によるものだろうとのことでした。
自然環境の保全が大切です。 

昨年は夏場の短時間集中豪雨により近隣、三鷹市や調布、世田谷で洪水警報と避難勧告が4回発令された野川沿岸。
今年もこの猛暑で線状降水帯の発生や台風による豪雨災害が懸念されます。 

自然を守りつつ、降雨100ミリ/時間の洪水の対策、市民への情報提供も要望していく必要があります。 
これからも水に入って川に親しみ、子ども達と一緒に環境保全と災害対策を考えていきます。

 

 


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