ある日の食部会…狛江・生活者ネットワークの活動

2005年5月22日 21時13分 | カテゴリー: 食・環境

食べ物は安全であることが当たり前なのに・・・

私たち生活者ネットワークの活動はまさに食の安全を求めるところから始まりました。

現在、食部会では狛江市への提案だけでなく、東京都や国に対しての食の安全や都市農業の保全に関する提案活動、運動グループと連携して食の学習会、食育講座などを開催しています。
この写真もその一端で、子育て中の人たちからは食に関して様々な不安が出されました。

命、健康の源ともいえる食べ物は安全であって当たり前なのに、私たちは相当の努力をしないと安全な食べ物が手に入れにくくなっています。
合成保存料や合成着色料を使った食べ物、農作物の栽培にも防虫や除草の為に過剰に使用される農薬、小麦やかんきつ類、飼料トウモロコシなどの輸出の際にも海外の港を出るときに防腐剤として噴霧される農薬が残留してしまうポストハーベスト・残留農薬の問題、抗生物質やホルモン剤投与の飼料、遺伝子組み換え食物の出現と表示の問題、そして狂牛病や鶏インフルエンザの発生、偽装表示や不正な廃棄処理など、私たち消費者の信頼を裏切ることが続いています。

貿易摩擦の解消に食物が生け贄になるのはたまりません。あれほど大騒ぎをし、国民の大多数が不買を強行したにも拘わらず、BSEの全頭検査もいまや緩和されようとしています。
国内自給が年々低下し、輸入食品があふれている現在、私たちは何を頼りに安全な食物を手に入れることができるのでしょうか。

生活者ネットワークは国内自給率のアップ、都市農業の保全、未然防止を原則とした食品安全の確立をすべきと提案し続けてすでに30年がたちました。しかし事態はけっして良い方向に行っていません。

千葉県では食用油の原料としてアメリカから輸入された遺伝子組み換えなたねが製油工場への搬送中にこぼれ落ち、国道沿いに交雑がみられるそうです。残念で理不尽なことなのですが、食用油には遺伝子組み換え作物使用の表示義務がないのです。せめて消費者の食材を選ぶ権利は保障してほしいと思います。
消費者のNO!という声で、遺伝子組み換え作物の商業栽培こそまだ始まっていませんが、実験栽培がそこかしこで実施され始めています。

そんな中で、少なくとも狛江市の学校給食に使われる食材には安全な食材を使って欲しいと狛江・生活者ネットワークの提案で、2002年に学校給食食材規格表を狛江市に策定させ、原則国産、無添加、遺伝子組み換えでない食物などを使用することのガイドラインを実現しました。

学校栄養士さんたちの努力でみそ、醤油、食用油は遺伝子組み換えでないものが使われていましたが、この規格表により豆腐、マーガリンも遺伝子組み換えしていないものに切り替えられました。
さらに、2003年には市内のとうふ店5店舗で給食で使用する「揚げ」等とうふ加工品の揚げ油を遺伝子組み換えでないものに切り替えることを実現しました。今後は行政による後追いが不可欠です。

市民の食の安全と健康を守る責任が狛江市には求められています。
私たちは市民のみなさまの食に対する不安を受け止め、さらに山積する食の安全に関する課題に取り組んでまいります。