放射線リスクのとらえ方〜子どもたちへの影響を考える

2011年9月12日 00時36分 | カテゴリー: 食・環境

今こそ、正しい情報を!放射線学習会

 9月4日(日)、NPO法人市民科学研究室代表、上田昌文(あきふみ)さんを講師に「原発とめて!いのちがだいじin狛江」主催の学習会が狛江市西河原公民館で開催されました。 上田さんは100万人以上が放射線管理区域で暮らしていることに強い危機感を持ち、被曝量の推定、被曝リスクの推定、原発事故の収束化、汚染状況とその推移の予測、除染/体外排出を早急に進め、合理的に被爆を最小化することが必要だと力説。そのうえで狛江に住む私たちは放射能におびえるより、免疫力を高める手段として、健康的な生活を送ること、影響は長期的で予断を許さないので、情報収集を続けていこうと語りかけました。

≪子どもたちを守るために≫
○汚染地域の汚染除去に努める。
○妊婦さんと授乳中の母親は、もし可能なら、感度の良いガイガー・カウンターを購入し、頻繁に摂取するものについては10ベクレルより少ない汚染にとどまっているものを食べるようにする。
子どもが離乳してもしばらくの間、それを続ける。
○空間線量が自然放射線の2倍以上になりそうな場所(たとえば日本平均を使うと累積3mSv)には妊婦、授乳中の母親、乳児など影響の出やすい人はできるだけ住まないようにする。誰であっても、内部被ばくを加えて10mSvを決して超えないように努める。
○水、食物の汚染データをチェックし、比較的汚染の少ない食材を優先的に選ぶようにする。

≪食品摂取による内部被ばくを抑えるための一つの目安≫
○乳児がいれば、年間の実効線量(1年間でどこまで内部被ばくを許すか)は0〜0.3mSvになるように努める。
→セシウム含有量が10Bq/Kg以内の食品を選ぶ
○成人だけなら、年間の実効線量は0〜1mSvになるように努める。→セシウム含有量が多くても51.3Bq/Kg以内の食品を選ぶ。
○妊婦さんなら、万が一を考えて限りなく被曝0に近くなるようにする。→胎児のときに5mSvに暴露され続けると、生まれた子供に深刻な精神遅滞の可能性がある、という報告がある。

 幼児を預けたり、赤ちゃんを抱きながら参加された方も多く、40人余りの参加者から講演後も切実な質問が続きました。アンケートには「わかりやすく、ためになりました!」「今後どのように気を付けたら良いのかの目安になりました」「生活に即した話で少し安心もできました」などの感想が寄せられました。

◇お知らせ 

「原発とめて!いのちがだいじin狛江」は鎌仲ひとみ監督作品「ミツバチの羽音と地球の回転」を7月29日に上映し、その収益を気仙沼にプレーパークを作る会及びシングルマザーズフォーラム福島に、また会場カンパを祝島島民の会に寄付させていただきました。今回の学習会もその収益で運営されました。ご来場のみな様に心からお礼とご報告を申し上げます。
 今後も活動したいという声があり、新たな参加者を募集しています。活動の企画、運営に関心のある方はぜひご連絡ください。狛江・生活者ネットワークが事務局をつとめています。
ご連絡はkomanet.seikatusya@nifty.com
 ℡03-3430-1302
 Fax035761-0678