野川の探検にでかけたら・・・・

見つけたものは?

 狛江の北の端に調布市、世田谷区とも市境を接しながら1級河川の野川が流れています。源流は国分寺、左岸に広がる国分寺崖線から湧き出してくる地下水が低いところに注ぎこんでできた川です。
 農業が盛んだった5、60年程前には、夏ともなればミズガキが野川のあちこちで歓声をあげていたと聞いています。市街化により崖線上は建築物や道路などで埋め尽くされ、雨水が浸透していく地面も激減しています。その影響を受けて野川に注ぐ湧水量も激減し、日照りが続くと干上がってしまうほどになっています。それでも私たちにとってはかけがえのない憩いの水辺空間です。

 7月22日は昨年に引き続き地域協議会主催で野川の環境を探検しました。集まってきた老若男女19人。今日は素敵な講師(環境を考える会の井上孝さん)も一緒です。
夏草が生い茂っていますが、水辺にも出られそうです。今日の野川は水量もあり、流れがちゃんとあります。

 子どもたちはすぐに仲良くなって探検開始。まず水質検査に挑戦。
3箇所の水を採取して調べました。崖線のたもとみついけの湧水を集めた水、その湧水が野川に注ぎ込んでいるあたり(神明橋)の水、そして上流調布との市境、下水のはけ口も近くに見える小金橋あたりの水の3種類です。

 子どもたちの鼻は敏感で、湧水の水は透明で臭わないけれど、小金橋の水は黄緑がかっていてちょっと臭うと口々に言っています。CODや亜硝酸態窒素など5種を調べました。きれいさでは湧水が断然トップの結果ですが、小金橋付近もわりにきれいだという結果がでました。

 そろそろ水質検査に慣れてきていた子どもたち、早く川に入りたそうですが、ちょっと待って。川の周りを見てみようと講師について植物観察。橋の上から見ると外来種のアレチウリが他の植物の上を被っているのがよーくわかりました。花粉症の人にはたまらないオオブタクサは背丈を優に越えるものも沢山。オオバコの花で草相撲を取ったり、カタバミで硬貨磨きをしたあと、お待ちかね・・手に手に網をもって川に入っていきました。
 
 いるいる・・・。少しよごれた水に生息している“スジエビ”“タガメ”、そのほか“ヒル”も。子どもたちのジャブジャブ足音に、水面を埋め尽くすように沢山いたアメンボウは蜘蛛の子を散らすようにどこかに逃げ去りました。先に水遊びしていた野川が大好きのお兄さんたちが獲物をみせてくれました。きたない水の指標生物のザリガニまでいます。誰かが放流したのかな?

 おとなも童心に戻って、身近な川の水辺の遊びを満喫した一日でした。これから皆が調査した結果を持ち寄って話し合いを深めていきます。