議員全員参加による予算、決算審議を求める陳情、本日議会運営委員会で全員賛成で採択されました!
狛江市議会では狛江市政改革研究会(代表 内山恵一さん)が提出した陳情について審査が行われてきましたが、本日8月27日の議会運営委員会で全委員の賛成が得られました。9月2日の第3回定例会初日に本会議で正式に採択されることになります。
これまで会派の意見を表明されていなかった明政クラブが一転、積極的意見表明したことで話し合いは急展開。議運として国立市、武蔵村山市、多摩市議会を視察したことが何よりの後押しとなったことが各委員の発言からわかりました。少し時間はかかりましたが、狛江市議会が目指す全員一致の会議運営で陳情が採択されたことは忍耐強い活動のたまものと言えるでしょう。採決に続き、公明党から出された「9月議会からの試行」という提案にも明政クラブは賛意を表明。「9月議会で試行し、課題を出し合う」のか、「課題をできるだけ詰めて3月議会から実施するのか」が話し合いの焦点となりました。
この問題についてはオブザーバーである一人会派の議員を含め、委員から様々な率直な意見がありましたが、これはすべて休憩中の扱い(議事録に載せない)。「休憩中」の意見交換では、今後詳細な進め方については議会運営委員会で議論することとし全会派の合意を目指して十分な議論をするが、「一致に至らない場合はこの案件に限り員外議員も含めた多数決とする」申し合わせを行うとことも合意されました。議会運営委員会の議事録をホームページで公開し、さらに議論のすべてを公表するなど、今後の課題も見えてきました。
結果として、委員会の実施場所(本会議場か特別会議室か)、議員一人の持ち時間、会派の質問時間プール制、審査の流れ(これまで通り総括からか、款別の項目からか)、質問する議員の順番、その他などについて、各会派から9月26日までに課題をだし、正副議長とりまとめのうえ、議運で審議することになりました。ともかく3月の予算特別委員会から議員全員による審査が、狛江市議会でもやっと始まることになります。
都議会のセクハラヤジ問題や政務活動費の不適切な使い方など、議会に対する不信が募る中、狛江市議会として議員全員が市民の負託を受けていることを強く意識した会議運営に一歩を踏み出したことは評価できます。
9月議会からはインターネット中継も始まる狛江市議会。引き続き議会改革の進展を見守っていきましょう。(池座俊子)