これからの在宅医療を考える

生き活きレポートNO.111を発行しました

昨年12月の第4定例会議会報告、都政ニュースに加えて、一面では在宅医療の問題を取り上げました。

右のグラフでは自宅で最期を迎える方の割合が1951年時点と逆転し、わずか13%に(03年厚生労働省人口動態統計による)。8割以上が病院で最期を迎えています。

現在国は福祉・医療の転換を大きくはかろうろしています。
それがナショナルミニマムから地域のニーズに即したきめの細かいサービス内容になり、セイフティネットがより確実になるというのなら私たち市民も納得できると思います。
が、現実には国の財政悪化の後始末を「地域で」、「在宅で」と地方自治体、市民に押し付ける感が否めません。

介護保険しかり、障害者自立支援法しかり、医療制度改革しかり・・・

今回取り上げた在宅医療・終末期医療に関しては、狛江・生活者ネットワークの20周年を記念して上映した「終りよければすべてよし」をきっかけに、地域住民も望む医療の方向、ケアの質をどうすれば実現できるのか考えかつ活動を組み立てたいと思うからです。まず当事者が選択できるシステムになっていることが必要だからです。同時に働く側の保障がない限りどんなに理想的なシステムであっても頓挫します。

私たちは実現への一つの道が、地域でのチーム医療・チームケアを確立することではないかと考えました。
今後市民の皆さんとご一緒に取り組んでいきたいと思います。

その第一弾として大田区で在宅療養支援診療所鈴木内科医院の 医師 鈴木央(ひろし)さんを狛江にお招きし、風邪からがん患者の終末期ケア、看取りまで24時間365日の訪問診療をされている現状などをお聞きします。

日時:2月17日(日)午後1時30分から3時30分
会場:狛江市西河原公民館第2学習室
資料代:200円
問い合わせ・申込:ネット事務所TEL03—3430—1302へ(FAX03−5761−0678)

市民の皆さん、医師や看護師、ケア従事者の方々のご参加をお待ちしています。