守って・つくり・育てて・つなぐ~狛江の環境と緑

狛江市環境基本計画、緑の基本計画改定作業中

箕和田はこのあたりの昔からの地名

 運動グループ狛江地域協議会主催の野川じゃぶじゃぶ探検隊の下見を兼ねて、野川に行く。カワセミをカメラで追っている方たち。散歩、ランニングの人も多い。川を渡る風が心地よい。世田谷に入り、神明橋から少し下流で、神明の森からの湧水が野川に注ぎ込む。明日はこの湧水と小足立橋の川の水の水質調査も行う予定。2006年から観察・調査・川遊びを続けてきた小金橋付近は川の改修が行われ、水量が少し増えたようだが、水がよどんでいて、アオコも発生している。川に近づく人がいない様子。草丈が伸びている。>去年ここで魚取りをしていた子どもは今年はどうしているのかな?中州でアオスジアゲハが水を吸っているのを今年も見ることができたことに救われる。

 帰り道は野川緑道を通る。首都直下地震で建物火災が発生した場合の延焼が心配される。こうした緑道は延焼防止の役割を果たすだろうと改めて、野川緑道の防災面での価値を思う。
 西野川では9月から体験農園が始まる。狛江ネットも農地を残し、また市民が農に親しむ貴重な機会として実現を提案してきたもの。私もさっそく応募した。開園が待ち遠しい。

西野川樹林地近くに広がる農地。9月1日の開園を待つ。

 現在狛江では環境基本計画と緑の基本計画改定作業が行われている。私が公募委員として参加している緑の基本計画改定委員会では市が購入した樹林地の管理方法などについてワークショップを行っているが、参加者は決して多いとは言えない。多くの市民団体が狛江の環境保全活動に取り組んでいるが、参加者が高齢化し、新しい参加者が少ないのも課題となっている。2つの計画はこの秋には市民への説明会やパブリックコメントなどが予定されている。私たちのまち、狛江の環境を未来につなげていくための積極的な仕掛けが必要なときではないか。(池座俊子)