第5小学校給食調理委託業者が決まりました!

狛江市の小学校給食調理委託には18社が参加表明し、11月25日(月)に提案書・経営状況などの書類審査が行われ、5社に絞り込まれました。12月9日(月)14時から17時まで、狛江市小学校給食調理委託業者選定委員会が主催する業者のプレゼンを傍聴しました。

業者選定委員会は教育部長を委員長とし、PTA代表2名、学校関係者、栄養士の7人。経営管理と衛生管理の専門家が参加・助言をしていました。1社ずつ入室し15分のプレゼン、質疑の後、委員会メンバーで意見交換と評価書の記入・回収という手順で進めれらました。委員からは、「5小のウエットシステム・ドライ運用にどのような作業動線や配慮を考えているか」「アレルギー対応」「ノロ対策」「校舎内でどのように児童と接するか」「人員体制とパート調理員の時給」「責任者の異動」「研修体制」「学校行事への協力」などそれぞれの立場から多岐にわたる質問が行われ、最適の業者を選定しようとする意気込みが強く伝わってきました。

最初に専門家から、「プレゼンでは建前だけでなく実際にどう対応するのかを見極めることが大事」という助言があり、「狛江の特産品を知っているか」「これまでのヒヤリハットはどんなものがあるか」「現場見学に参加したか」などの質問が出て、業者が戸惑う場面も。給食調理員は家族の体調が悪くても出勤停止になるので、その代替人員をどのように確保できるかも大きな課題。狛江市民の雇用についても質問が出ました。。

プレゼンの後、選定委員により非公開で2次審査が行われ、最優秀の一社を狛江市指名業者選定委員会へ報告。翌18日(水)教育委員会で(株)東洋食品を選定したことが報告されました。この経過については1月になって保護者にお便りで報告し、下旬に5小で説明会が実施される予定とのことです。保護者への説明後にホームページでも報告されます。

狛江市の栄養士の指導のもと、学校給食物資規格表に基づいた食材が注文され、素材から手作りの安心で安全な温かくておいしい給食が供されることになることが期待されます。

食育については「とうもろこしの皮むきや枝豆のサヤ取り」が度々話題に出ましたが、地場野菜生産者や調理員さんの話など、子どもたちが給食を口にするまでに関わる方たちの仕事や思いを聞く機会を是非増やしてほしいと思います。

 

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この日の傍聴者は私一人でしたが、プレゼン開始前に委員長がわざわざ立って、傍聴席に向かい「傍聴規則」を読み上げたのにはビックリ!いろんな委員会や審議会を傍聴していますが、こんなことは初めてです。傍聴するのが迷惑なのかと勘ぐってしまいます。狛江市の政策決定過程を市民は知る権利がありますよね。委員会の議論は深く信頼できるものだっただけに、ちょっと残念でした。(池座俊子)